2015/12/11
上司であるあなたは、部下とのコミニケーションをとっていますか?部下によって考え方は異なります。人の感情や気持ちを大切にする部下もいれば、利益を追求するばかりの部下もいます。部下が人の感情や気持ちを大切に仕事をしている場合には、ゴールに到達するまでの過程が重要になってきます。
たとえば、どういう思いをして仕事をしてきたのかを考えてあげなければいけない部下もいれば、結果を見るだけでいい部下もいます。結果重視の部下にプロセスについて聞いても「結果を出したんだからプロセスは関係ない」と思われてしまいますし、反対に過程を見てほしい部下の場合には、「結果よりプロセスの方が大切」と言われてしまいます。たとえ結果が同じでも、部下によって、仕事をしていく上で大切なものは違います。上司である自分が見間違ってしまうと、「この上司はなにを言っているんだ」と思われかねません。上司として、しっかりと見極めながら部下と付き合っていかなくてはなりません。
プロセスを大切にしている人は人の感情や気持ちに敏感です。仕事の結果そのものを自分と重ねて考えてしまう傾向にあります。結果がうまくいった場合にはいいのですが、もし失敗してしまうと自分がダメ人間だと思ってしまう人もいるのです。自分がダメ人間だと思った部下は、一気にモチベーションが下がってしまったり、極端の落ち込んでしまったりする場合があります。もし、部下が落ち込んでしまった場合には「あなたが悪いわけではないのよ。仕事のやり方に問題があったからだよ」などと元気付け、部下と結果を切り離して考えるようにしなくてはなりません。
結果重視の部下ばかりいる場合には、どんな仕事においてもプロ集団になれるでしょう。上司も仕事のことだけを考え、指示していけるかもしれません。しかし、会社には色々な人がいます。様々な価値観や考え方を持った人がいるのです。部下一人一人に合わせることは大変だと思いますが、一人で全ての仕事をこなすことは出来ません。「なぜ上司がここまで部下の事を考えながら仕事をしなければならないのだろう」と思う人も大勢いるでしょう。しかし、部下の気持ちを考えながら受け入れることによって、部下のモチベーションが上がれば、仕事も成功する確率が高まっていきます。万が一、部下に嫌われてしまうと、仕事の成功どころか上司としての役割すら果たせなくなってしまう恐れがあるのです。
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